女性特有の体臭の原因と予防・対策方法

女性特有の体臭は、ホルモンバランスが原因です。月経周期によって体調だけでなく臭いも変化しており、月経前にはホルモンによって皮脂腺が刺激されて通常より多くの皮脂が分泌されます。

皮脂が過剰分泌されると、脂肪酸が酸化するのでワキガに似た臭いがします。また排卵期になると嗅覚が敏感になるので、その時期は周りが気にしなくても自分だけ体臭がきついと感じることがあります。

月経時には経血が空気に触れて酸化するため、鉄のような臭いになります。ナプキンや下着に付着してから時間が経つと、蒸れて雑菌が繁殖します。雑菌はタンパク質を分解しますが、この時に臭いが周囲に広がることがあります。

更年期特有の体臭もある

また、更年期も原因になることがあります。更年期になると汗をたくさんかくようになり、特に顔や首、胸で汗が出ます。

運動をした時にかく汗はサラサラしていますが、更年期でかく汗にはアンモニアなどが含まれているのでベタベタしてかいた時から強い臭いを放ちます。

月経周期によってデリケートゾーンから臭いが出る場合は、専用の石鹸で予防します。デリケートゾーン専用の石鹸には、肌に優しい消臭成分が入っており、黒ずみ予防など美肌効果もあります。

通常の石鹸より価格は高いですが、臭いを除去する効果は高いです。

月経中の経血からの臭いは、ナプキンで対策します。ナプキンはムレないように通気性の良いものを使います。下着も通気性を重視し、アンダーヘアに経血が付着するので、月経の前に短くカットしておくことで下着の中を清潔に保てます。

雑菌は3時間で大量に増えるので、2時間~3時間に1回はナプキンを交換します。経血が少なくなると交換する頻度が減りますが、経血が出ている時点で雑菌は繁殖するのでこまめに交換するのが良いです。

月経が終わっても膣の中に経血が残り、わずかに出ることがあるため、下着を簡単に変えられない時はナプキンを付けておきます。

トイレに付いているビデは経血を落とすのに便利です。しかし、膣洗浄をやりすぎると膣内環境を正常に保つ乳酸菌まで洗い流し、悪玉菌を発生させて炎症を引き起こすことがあります。

習慣的に膣洗浄を行う人は婦人科系の感染症にかかりやすいともいわれるので、できるだけビデに頼らないようにします。

また、更年期による体臭は、ストレスを溜めないことが大切です。更年期は運動をしていなくても汗が出て、気温もほとんど影響しません。自律神経が乱れていることで精神性発汗を起こしているので、ストレスでさらに自律神経を乱さないようにします。

更年期になるとイライラしやすいですが、心が不安定になったら腹式呼吸をして、たくさんの酸素を体内に取り入れます。女性ホルモンが低下しているため体温調整が難しいので、汗をかいたら服を一枚脱ぐなどして体を冷やします。

また、夜寝る前にお風呂に入ると、血行が良くなってアンモニアを発生させる乳酸を翌日に持ち越さないため、汗をかいても臭いが抑えられます。